今回は、何故ニキビが出来てしまうのか?? いくつか有る原因を詳しく説明致します。
・睡眠不足
睡眠中は新しい肌細胞を作る成長ホルモンの分泌が活性化します。
これは昼間に肌が受けた様々なダメージを回復する役割として、副交感神経が活発に働くため
です。 特に夜の10時〜2時はホルモンの分泌が高まりホルモンバランスが整えられる時間帯と
また、寝不足によって血流が悪くなると、体内が酸性化して老廃物の排泄
がスムーズにいかなくなります。
さらに、女性ホルモンの代表的なものに肌を若々しく保つエストロゲン(卵
胞ホルモン)がありますが、睡眠不足が続くと自律神経が乱れ、ホルモンの
分泌は低下します。また、疲労物質が体内に残ってしまうことも起きます。
こうなりますと、ホルモンバランスが崩れて肌のターンオーバーが乱れ、角
質肥厚になってしまいます。
・糖質や脂質、刺激物の過剰摂取
また、夜遅くに食事を摂りますと、エネルギーを消費しにくいので過剰な
エネルギーとなり、中性脂肪に変わることで、ニキビを増やす原因にな
ります。 逆に過度なダイエットによる糖質や脂質の制限も肌の乾燥や
肌機能低下を招き、角質肥厚の原因になります。
アルコールの摂取は、適量であれば血行促進などの効果が有りま
すが、多量の飲酒は皮膚が火照った状態となるのでニキビができ
やすくなります。さらに、摂取したアルコールを分解するために肝臓
がフル回転するので、結果的に皮膚機能に悪影響を及ぼします。
・ホルモンのアンバランス
男性ホルモン・女性(卵胞・黄体)ホルモン・副腎皮質ホルモン・脳下垂体ホルモンなど、ニキビ
ができやすくなることに係わっているホルモンはたくさんあります。
例えば、男性ホルモンは皮脂腺機能を活発化させるので、ニキビができやすい肌になります。
女性ホルモンは、卵胞ホルモンと黄体ホルモンがあります。卵胞ホルモンの分泌は、卵巣機
能と深く関わっているので、月経周期によってはニキビがでやすい時期もありますし、卵巣がき
ちんと働かないと卵胞ホルモンの分泌が低下して、ニキビができやすくなります。
黄体ホルモンは、卵巣の黄体より分泌されますが、月経周期や妊娠と密接な関係があり、男性
ホルモンと同じように皮脂分泌を高める作用があるため、ニキビができやすくなります。
妊娠すると、この黄体ホルモンの分泌が増すので、シミやニキビが増えるのも納得ですね。
最近ではPMS(月経前症候群)という言葉が広まっていますが、これは生理前の1、2週間(黄体
期)に反復して現れ、腰痛や胸の張りなどの他に便秘や肩こり・眠気・イライラなど、精神と身体
に影響を及ぼす症状があらわれます。 ちょうどこの時期は、黄体ホルモンの影響で皮脂量も
増えて、ニキビができやすいです。それだけでなく、PMSの辛い症状によりストレスが増え、さら
にホルモンバランスが乱れるという悪循環になりやすく、ニキビの更なる悪化につながります。
また、副腎皮質から分泌される副腎皮質ホルモンの1つである性ホルモンは、卵巣や精巣など
の腺を発達させる作用があるので、皮脂腺の働きに大きな影響をあたえます。
さらに、視床下部にある脳下垂体は、各器官へホルモンの分泌を促す「刺激ホルモン」を分泌
します。これにより、皮脂腺機能が活発になることを招く形になります。
・胃腸の機能低下
必要な栄養素はしっかり吸収されインドールなどの不必要な毒素は
排便によって排出されます。しかし、便秘になると腸がうまく機能せず
毒素が排出されにくくなります。そうなりますと、その毒素は腸から血
液中へ送り込まれて、皮膚から排出されてしまい、結果的にニキビが
できやすくなります。
・精神的ストレス
男性ホルモンの分泌が活発になると、皮脂量が増えてニキビができやすい環境になりますが、
緊張や過労、不眠が続くと緊張をつかさどる交感神経とリラックスをつかさどる副交感神経の
バランスが崩れ、自律神経に変調をきたします。その結果、男性ホルモンの分泌が高まり、皮
脂分泌量が増えてニキビができやすくなります。
<食事面で心がけること>
ビタミンのAとCは、皮膚をつくる上で必要不可欠ですから、ASCLEのビタミンAとCはお勧めです。しっかりと補給しましょう。その他にも、 ビタミンBが不足すると皮脂の分解がされにくくなります。また炭水化物は消化すると糖分に分解されるので、適度な量に抑えるよう心掛けると違ってきます。
野菜の少ない肉中心の生活や、酒・タバコなどの刺激物、酸化した油脂を多く含むインスタント食品や加工品の過剰摂取には気をつけ、栄養バランスのよい食事を意識しましょう。
次回は、エステトリートメントについて
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