どんなマッサージでも、いきなり強くは行ないません。初めは撫でたり擦ったり程度の強さ(軽擦法)から、徐々に強く擦ります。(強擦法)
揉み出す部位が温まってきましたら、大きく揉み込んだり(揉捻法)、軽く叩いたり(叩打法)していきます。
最後は、鎮静するためにゆっくりと圧を加えたり(圧迫法)、軽擦法を行います。
必ず滑剤をご使用ください。bodyクリームやoil、パウダーなどを皮膚に塗布してから行ないます。つけ過ぎてしまいますと、手が滑り、脂肪部分が揉みほぐせないので量を加減しましょう。
【軽擦法・強擦法】
手掌を密着させて、ゆっくりと下から上へと滑らせます。
数回行ないましたら、少し密着度を強めて更に数回行ないます。
※膝→大腿部付け根の鼠径部に向かって手掌を滑らせます。
【揉捻法】
揉み出し部位が温まってきましたら、脂肪部分を揉みほぐしていきます。
まずは大きく行ないます。左右の手で脂肪部分を捻じる様なイメージで、クロスさせます。
次に、細かく行なっていきます。
親指と4指ではさみ持ち、親指で(左右交互)脂肪部分を細かく揉みほぐします。
正しい手技 |
親指はなるべく全体が皮膚に密着するように、寝かしてください。
誤った手技 |
親指を立てると、指先になってしまい、内出血が起る可能性が
あります。慣れるまでは力を加減して行なうようにします。
また、セルライトがある方は、ちょっとつまむだけでも痛いので
初めは全体的な揉捻法だけにして、やわらかさがでてきてから
細かく行ないましょう。
【叩打法】
指を開き、小指の側面にて左右交互に、軽く叩いて皮膚に刺激をあたえます。
他にも、手掌にくぼみを作り、皮膚との間に空気を入れるような形で左右交互に叩く拍打法もあります。行ないやすい方法で構いません。
【圧迫法】
施術部位を圧していきます。手掌を密着させて、徐々に体重をかけていきます。
力を抜く時も、いっぺんに離すのではなく圧をかけた時と同じように、徐々に抜きます。
【軽擦法】
最後にもう1度、施術部位の皮膚表面を軽く撫でるように、軽擦法を数回行ないます。
→方向に滑らせます |
施術する時間は10~15分位で充分です。
体調がすぐれない時や、傷がある部位は行なわないでください。