2012年7月12日木曜日

腰痛に関係する「筋肉」のお話~正體通信②~

前回に続いて・・・

今回は腰痛に関係する「筋肉」についてのお話しです





首~腰まで背骨に沿って走る背筋

腰椎(背骨の腰の部分)には、人間の構造上、大きな

負荷が掛ってしまいます。従って、背筋の緊張が強く

なると自ずと腰椎への圧迫が強まります。また左右の

背筋のバランスが悪いと背骨が歪み、腰、骨盤への

負担が大きくなり腰痛を引き起こしてしまいます。

お尻の筋肉(臀筋)

臀筋(でんきん)は骨盤に付いている筋肉です。この

臀筋が固くなると、仙骨(腰椎の下に連結している骨

盤を形成する骨)の位置関係を悪くしたり、動きを制限

させてしまいます。このような仙骨のバランスの崩れは、

上にある腰椎との関節に炎症を起こしたり、腰椎周りの

筋肉を緊張させ腰痛を引き起こします。

おなかの腹筋群
 腹筋は身体の前面を縦に肋骨から骨盤まで繋がっている

 筋肉で、背筋と拮抗して働きます。また腹斜筋や腹横筋は

 脇腹や腰の横にある筋肉で、上半身を屈めたり捻ったりす

 るときに働きます。これら腹筋群の緊張が強かったり、また

 逆に筋力が低下してきたりすると背筋との拮抗バランスが

 崩れ、姿勢が悪くなり腰に負担をかけてまいます。

太もも(前後、内外側)の筋肉

太ももの筋肉は股関節や膝関節を動かす働きをします。

この筋肉の疲労や筋力低下は、関節の動きを悪くするだけ

でなく、骨盤に歪みをもたらし腰痛の原因にもなります。
このように、様々な筋肉の不具合が腰痛を引き起こす原因となります。
丹羽式正體では腰痛の患者さんに対し、症状が出ているところだけでなく、全ての筋肉のバランスを整えるように施術していきます。

湿度も高くジメジメしたこの時期は、身体の不調も出やすいです。
早めのケアをおすすめします。