2015年2月20日金曜日

美肌の追求~コラーゲン



グルメ番組で、よくリポーター役の芸能人がコラーゲンたっぷりの料理を食べた後、顔を押さえて「明日の朝はお肌がプルプル~!!」と言っているのを耳にします。

本当?って思うのは、私だけでしょうか。



食べた栄養素が肌の中でも顔の肌限定!で、しかも翌日迄にハリと弾力を保つコラーゲン線維とエラスチン線維が作り上げられるなんて・・・
実際にそうなるのでしたら、皆さんシワ1つない顔ばかりですよね。


ただ最近の研究で、飲むコラーゲンなどによりコラーゲン線維やエラスチン線維を作り出す『線維芽細胞』が活性化するということが判明したようです。

摂取したコラーゲンが体内に吸収されるには、アミノ酸に分解されなくてはなりません。アミノ酸は殆どがタンパク質になってしまうので、コラーゲンを摂ったから肌のコラーゲン線維を生成できるか?と言うと、「N0!」だったのです。

しかし、人間の美に対する欲が研究を実らせたのでしょか(笑)
吸収を可能にするための低分子コラーゲンペプチドを使用したコラーゲン製品が開発され、線維芽細胞が活性化するというわけです。

どうも、飲んでも無駄!というわけではないようですよ。

ただ、摂り過ぎるとセルライトの原因にもなるそうです。
1日3g~5g、多くても10g迄にした方がいいですネ。





そして、そのコラーゲンの生成に必要不可欠な栄養素がビタミンCです。
ビタミンCは、その他にも肌に対してさまざまな働きがあります。
皆さんもよくご存じだとは思いますが、いくつかご紹介します。

・コラーゲン生成促進によるシワ予防
・紫外線によるメラニンの生成を抑制
・美白作用によりシミを還元
・活性酸素を除去し、肌の酸化を防ぐ
・角質層のバリア機能を高め、保湿力アップ
 
ビタミンCは、抗ストレスホルモンである副腎皮質ホルモンの生成にも必要な成分であり、ストレスが多いと消費されます。
また、喫煙されている方はビタミンCが多く消費されるので、せっかくコラーゲンを摂っていても効果が著しく低下してしまいます。


コラーゲン飲料とビタミンCを上手に取り入れて、ハリのある若々しい素肌でいたいものですね!


~ビタミンCが多く含まれている野菜&フルーツ~

赤ピーマン・パセリ・芽キャベツ・アセロラジュース・柿・キウイフルーツなど




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2015年2月2日月曜日

冬薔薇~ふゆそうび~

大寒もあと2日で、2月4日は「立春」となります。
とはいえ、まだまだ春になるまで寒さが続きますね!


今日、提携クリニックの方から「一度枯れたのに、また咲いたから!」と薔薇の鉢をいただきました。
薔薇というと、5月~6月に咲くイメージでしたが、四季咲きの薔薇は秋にも咲きます。
ちなみに、今日いただいた冬薔薇(ふゆそうび)は、繰り返し咲きの薔薇になるのでしょうか。



薔薇=ローズは気品溢れる香りで、アロマテラピーでよく使われます。
精油としては『ローズオットー』や『ローズAbs.(アブソリュート)』として販売されています。
2つの精油の違いは、抽出方法になります。

精油の抽出方法は主に5種類あり、もっとも一般的な水蒸気蒸留法をはじめ、圧搾法、油脂吸着法、揮発性有機溶剤抽出法(Abs.)、超臨界流体抽出法があります。

ローズオットーは水蒸気蒸留法、ローズアブソリュートは有機溶剤抽出法で得られた精油です。
抽出方法が違いますと、含有成分も異なります。
香りの印象もだいぶ異なるのです。
勿論、お値段も水蒸気蒸留法の方が倍近くします。
これはローズの花が熱に弱く、職人がつきっきりで温度調節をしながら芳香が強い部分だけを採取するという、手間暇かけての抽出だからです。その分、香りも芳醇です。
なんと2,000個の薔薇から1gの精油しか取れないのです。

でも、ローズの効果は女性にとって嬉しいものばかりですよ!!
何といっても女性ホルモン系に効果的ですし、リラックス効果、美肌効果などもあります。

キャリアオイル(植物油)に数滴混ぜてマッサージオイルを作るのも良いですし、簡単なのは入浴時の『アロマバス』です。
是非、お試ししてみてください。

-目安-
キャリアオイル25㎖に対して精油5滴以下
浴槽1杯に対して精油5滴以下



 

 
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2015年1月19日月曜日

ドライマウス

もう大寒ですね。
空気の乾燥も一段と増してきました。


「乾燥」
この文字から連想されるものとして、乾燥肌やドライアイがあります。
近年では『ドライマウス』もよく耳にします。

ドライマウスの原因は、ストレスから唾液の分泌が不足したり、糖尿病・更年期障害・腎臓病・薬物などからくるもの、また鼻炎等で口呼吸になりやすいことで口腔内が乾燥してしまう、等々があります。
食事の内容も関係があるようですよ!
噛む=咀嚼の少ない食事を摂っていると、唾液の分泌も減ってくるそうです。



このドライマウス、意外と厄介です。
通常、口腔内は唾液によって潤い、細菌の繁殖を抑制しています。
しかし、唾液の分泌が不足してくると口腔内のphが傾き、菌の繁殖から虫歯・歯周病を促進したり、口臭の原因になってしまいます。
口の中がネバネバするとか、食べ物を飲み込みにくい、口内炎ができやすい、口唇・口角がひび割れるなど、思い当たることはありませんか?







ドライマウスを改善するには、当然唾液の分泌を促進することです。
食事の際によく噛むこと。
お水をこまめに飲むこと。
キシリトール入りのガムを噛むのも唾液分泌に効果的です。
うがい薬を用いて口腔内を清潔に保つ。



その他、口腔内で行なう運動があります。
口周りの筋力UPプラス唾液分泌促進の効果がある、いーうー体操や舌のポッピングです。

いーうー体操は、以前ASCLEブログで取り上げた「口呼吸を鼻呼吸に」でご紹介しました、あいうべ体操の「い」と「う」の部分です。

頬をグッと上げ前歯を見せるように「イ」の口をする
口をできるだけすぼめて「ウ」の口にする
これを、10回1セット行う

ポッピングは舌を丸める感じで行ないます。
「ら」を勢いよく言うイメージです。
 
舌先を前歯の裏の上あごにつけ、勢いよく下あごに向かってはじく
10回1セット行う

専門の医療機関でご相談されることが1番ですが、ちょっと気になった時に唾液の分泌を促すためにも、是非口腔内の運動をしてみてください。
ドライマウスが改善されてきます。




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2015年1月7日水曜日

七草がゆ

新年、あけましておめでとうございます。
皆様にとって幸多き一年となりますように祈っております。
本年も宜しくお願い致します。


さて、今朝「七草がゆ」を召し上がった方はいらっしゃいますか?
地域によっては1月7日ではなく、小正月だったり、月遅れの2月7日、旧暦1月7日に食すようですね。
もともとは中国から伝わった、無病息災を願うためのものですが、お正月のごちそうで疲れた胃腸をいたわると共に、冬に不足しがちな栄養素を摂取する意味が含まれているそうです。



せり…鉄分が多く貧血予防や便秘解消、香りが良く食欲増進効果

なずな…カルシウムやカロテンが豊富、風邪の予防に優れいる

ごぎょう…咳や痰を鎮める、解熱効果

はこべら…薬草として親しまれ、ミネラルが豊富

ほとけのざ…食物繊維が豊富、胃腸の働きをよくし食欲が増す

すずな(かぶらの別名)…ビタミンが豊富、消化を促し腸内環境を整える

すずしろ(だいこんの別名)…消化を助ける、風邪予防


近年、スーパーにて「七草がゆセット」が販売されているため、作られる家庭も多いようです。
今朝召し上がれなかった方は、小正月にいかがでしょうか。




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2014年12月10日水曜日

氣(Qi)~

『氣』というと、何を思いつきますか?

体には血が流れる血管やリンパ液が通るリンパ管など、目に見える経路があります。
では、よく聞く氣ってどのようなもので、どこを流れているのでしょう?

氣は、生命活動の源となるエネルギーの事をあらわします。

中医学上では、氣が流れる道筋のことを経絡(けいらく)と呼び、その氣の出入り口を経穴(けいけつ=ツボ)と呼んでいます。そして、鍼灸や氣功、漢方薬を用いて氣の流れを整え、臓器の働きを改善させていきます。

ツボって聞くと、何となく氣のことも想像ができませんか!?
目には見えないものですが、ツボを刺激することで肩こりが軽くなったり、身体が軽くなったりと、氣の流れが良くなったことで症状が改善されていくのが実感できるかと思います。

「不調が続いたので病院に行ってみたけど、何でもなかった」という時は、大抵この「氣」の乱れや自律神経系が原因だったりします。


では、この氣の流れを良くするにはどんなことが有効なのか?と言いますと、色々ありますが1番簡単な方法は『腹式呼吸』です。

大事な内臓は、交感神経と副交感神経でコントロールされています。

実は呼吸も、息を吸う時は交感神経を刺激し、吐くときは副交感神経を刺激しているのです。
腹式呼吸は血流を良くして体の緊張をほぐしたり、ホルモンバランスを整えたり、体の抵抗力を高めます。
さらに、自律神経系にも大きく作用している「氣」の流れが良くなるのです。

ちょっと時間が空いたら行なってみてください。
特に、疲れている時や、何だかやる気が出ないなぁ・・・っという時は、体が温まり変わっていくことが実感できると思いますよ!


~腹式呼吸~

・仰向けに寝転ぶ
 椅子に座った状態でも出来ますが、その時は脚は組まず、浅めに姿勢よく腰かけてください。

・ゆっくりと口から息を吐く
 まずは、「吐いて、吸う」ということを意識してください。
 体の中の空気をすべて外に出すような感じで、ゆっくりと吐き出します。
 お腹が少しずつ引っ込むように吐いていきます。
・鼻から深く息を吸う
 舌を上顎に付けて、下腹が膨らむように意識しながら吸います。

・再び口から息を吐く
 吸う時よりも、吐き出す時の方が倍くらいのスピードで、ゆっくり行ないます。

これを繰り返し行なってみてください。
10回~20回位、無理なく続けられるような回数で試してみてくださいね!!





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2014年11月29日土曜日

輝いていますか?

一段と寒くなってきました。
既に暖房を使用しているお家も多いと思います。



先日、私に「どうしたら綺麗になれますか?」と聞いてきた人がいました。
彼女のいう『綺麗』は容姿ではないようです。
内面から滲み出てくるものが作りだす、その人の表情なのでしょうか?
それは気質的なものだったり、その事柄に対する自信や余裕だったり・・・
なのかもしれませんね。





女性は、恋をしているとすごく輝いてみえます。
人に想われている!という自信がそうさせるのでしょうか。
または、人を愛しく思う優しい気持ちが輝かせるのでしょうか。

恋をしている時だけではなく、仕事が順調だったり、辛くても遣り甲斐があったり、
そういう心が満ちている時は、活き活きとしていて肌もとても綺麗になっていきます。

潤いがあって
滑らかで

不思議ですか?そうでもないのですよ!

以前、お話ししました『皮脳同根』

これは、人が生まれてくる過程の話しになります。
受精して細胞分化が著しい時期を胚子期といいます。
この時に内胚葉、外胚葉、中胚葉が出来上がり、それぞれが組織や器官を作ります。
内胚葉は消化器官など、中胚葉は循環器・骨・筋肉・真皮など、そして外胚葉は中枢神経・感覚器・表皮などを形成します。

ここで注目していただきたいのが、肌の中でも表皮は脳や神経と同じ外胚葉で形成されるという部分です。

同じ根源のため、互いに影響し合うのですね~

だから精神的な事で、あっという間に肌の状態が変わってしまうのです。
精神的ストレスを受けると、肌荒れしたり、シミが濃くなったりしてきます。

最近、くよくよしたり悩んだりしている時間が多くないですか??

下を向いていると、気分も下降してしまいます。
負の連鎖を断ち切って、輝かないと!ですね。

自分のマイナス面を探すより、プラス面を探して褒めてあげましょう!
たまには、鏡に向かって「今日の私ったら可愛い!!」とか(笑)
そういうプラスイメージを繰り返していると、いつの間にか肌艶が良くなって、口角も上がり若々しく見えてきます。

自然と笑顔の自分が居ますよ。
考えただけでも楽しいですね!





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2014年11月12日水曜日

口呼吸を鼻呼吸に!『あいうべ体操』


立冬も過ぎ、冬の佇まいへと変わってきましたね。
皆さん、風邪をひいたりしていませんか?
予防のためにも体は冷やさないようにしましょう。
最近は、薄くて目立たない『おしゃれ腹巻』も販売されています。
お腹の下=丹田を温めるのも冷え対策に効果的ですよ!
 
 
ところで、最近喉の痛みや咳が止まらない症状の人が増えています。
空気の乾燥も原因の1つですが、口呼吸による免疫異常もあります。
ちょっと確認してみてください。
 
気がつくと口が少し開いている
朝起きた時、喉が痛い
口腔内が乾燥している
口を閉ざすと息苦しい
いびきをかく
口臭が気になる
歯並びが悪い
副鼻腔炎や慢性鼻炎である
                  等々
 
口呼吸の人は、空気中の細菌やウイルスが直接身体の中に侵入してくるため、喉の感染症にかかりやすいです。
また、冷たく乾燥した空気が吸入されるので、気道組織が傷つく可能性も考えられます。
このように口呼吸は喉だけではなく、 気管や肺 にまで影響を与える可能性があり、
場合によっては、糖尿病、腸炎、アトピー性皮膚炎などの病気が引き起こされます。

また、口呼吸の人は寝ている時に舌の位置が下がるために、いびきをかきやすくなります。
酷くなると、睡眠時無呼吸症候群の原因にもなるので、今のうちに改善できるといいですよね! 
呼吸1つで体調が変わってしまうなんて、ちょっと怖いなぁって思いました。
 
さて、この口呼吸を改善するために、今注目されているのが《あいうべ体操》です♪
目安は1日30セットだそうです。

皆さんも是非習慣付けて、口呼吸から鼻呼吸に切り替えていきましょう!!


①あーっと口を大きく開く    ②いーっと口を横いっぱい広げる

 


 
③うーっと口を前に突き出す  ④べーっと舌を下に伸ばす
 
 
                                       出典:(株)コムネット
 


 

 
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