2016年8月10日水曜日

禁煙で太るってホント?

「禁煙したら太ってきちゃった!!」と、よく聞きます。
そして、勿体ないことに、せっかく禁煙出来ていたのに、またタバコを吸い始めてしまう人がいます。
残念なこと。




確かに、ニコチンには食欲を抑えて、代謝を高める作用があります。そして、血糖値を上昇させるので空腹感を抑え、脂肪が貯蔵されにくい状態を作りだしてくれます。

しかし、非常に強い神経毒性を持った有毒物質であることも事実です。タバコで痩せるっていうことは、毒物で痩せていくってことなのです。

ニコチン・タール・一酸化炭素=中毒性・発がん物質・酸欠状態


有名な日本料理店の料理長が「タバコを吸うと、本物の味がわからなくなる」と言っていました。
これはニコチンによって、舌にある美味しいと感じる部分が麻痺してしまうからだそうです。
そして、喫煙で味覚に関与している体内の亜鉛が減少し、本来の正常な味を楽しめなくなっていきます。

ということで、まず味覚障害が起きます。



また、タバコを吸う事で血管が収縮します。血流が悪い状態になるので、もともと冷え性タイプの人は、より体が冷えやすくなるということです。

低体温は、万病のもと

しかも、胃腸の粘膜にも影響がでます。
油ものなどを食べたりした後の喫煙で、胸やけや胃痛が起こりやすくなります。
こんな状態で、ロキソニンなどの鎮痛剤を飲む人がいますが、タバコを止めればいいことなのに・・・って、思います。

禁煙をすることで、確かに太る人が多いようですが、それは一時的なことで健康体になって基礎代謝が上がれば自然と元の体重に戻っていきます。
たばこの煙には何千種類もの化学物質が含まれていると言われます。そして、その中に有害と言われる物質は200種類以上あります。もちろん、この中には4060種類の発ガン物質が含まれています。



血流が悪くなることで、動脈硬化も起こしやすくなりますし、何といっても美肌の敵です!!
タバコを1本吸うことで、約25gのビタミンCを破壊します。
ビタミンCといえば、美白だけでなく、肌のハリや弾力を司るコラーゲン線維やエラスチン線維を生成するにはとても重要な栄養素なのです。また、ストレスに対抗するホルモンを作るにもビタミンCは必要なのです。
女性にとっては、卵巣にも影響が出てきます。その結果、女性ホルモンの分泌が減少したり、生理不順が起こりやすくなったり、不妊率が高くなってしまいます。



タバコを吸うことで、リラックスできる!とか、ストレス解消にいい!!って、聞きますが、長い目で考えると害でしかないです。

喫煙外来も増え、無理なく禁煙が出来るようになったので、喫煙されている方は、健康や美肌のためにも、出来れば禁煙されるといいですね。




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