2014年2月26日水曜日

保湿剤の成分3

今日はBGについてです。
最近の化粧品には、殆どと言っていいくらい、成分表に「BG」が載っています。
ドラッグストアに行った時は、是非化粧品のコーナーで確認してみてください。勿論、お手持ちの化粧品も確認してみるといいですよ!


BG=ブチレングリコール
アセトアルデヒドという化学物質から合成して生産される多価アルコールで、保湿力の高い化粧品成分です。
肌に対する刺激も少なく、安全性にも優れているので、一般的な基礎化粧品だけではなく、敏感肌用の化粧品にも使用されています。水溶性で、同じ保湿成分のグリセリンよりもサラッとした使用感です。


また、BGは微生物などから化粧品を守る抗菌作用があります。他の基材との混ざりも良いので、保湿剤としてだけではなく、抗菌、溶剤等の目的として様々な化粧品に配合されています。


化粧品は、1日で使い切ることは出来ませんから、開封後もある程度持たさなければなりません。
通常、防腐効果がある「パラベン」や「フェノキシエタノール」を使用するのですが、これらの成分は、アレルゲンとなる可能性があります。
そこで、最近よく使われるのが安全性の高いBGです。



ただ、BGがいくら「安全性が高い」と言っても、もとは化学合成成分ですから、アレルギー性皮膚炎やアトピー性皮膚炎などの敏感肌の方は、パッチテストをするなどの注意が必要です。

簡易的なパッチテストは、絆創膏などに化粧品を塗って、二の腕の内側などのやわらかい部分に貼ります。2日程経過をみて、絆創膏を除去後、約1時間経過した肌、更に24時間経過した肌を観察して判断します。

私も経験しましたが、丸2日間その部分を濡らさないようにするって、結構大変なんですよ!ラップ巻いたり手を挙げて入浴したり「面倒くさい」と思ってしまいますが、アルコール系で皮膚が赤くなりやすい方は、必ずされた方が良いと思います。




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