2013年7月9日火曜日

ニキビについて




ちょっと寝不足したり、食べ過ぎたり、生理前だったり・・・体調がすぐれないと、すぐお顔に現れるのが『ニキビ』

ニキビの出来る要因は・・・洗浄不足よる毛穴の詰まりや、暴飲暴食、内臓疾患、ホルモンのアンバランス、ストレスなどがあげられます。

朝、顔を洗ってスッキリしてても、時間が経つにつれ「何だか顔がムズムズする。」「かゆい!」てなりませんか??  私は夕方頃になると、こめかみから生え際にかけてかゆくなります。

皮膚表面に分泌される皮脂は「アブラ」ですから、時間が経過すると酸化したり、空気中のほこりと混ざり合って、その汚れは刺激物になります。やがて毛穴を塞ぎ、ニキビができやすい状態になります。 また、空気中には細菌など多く浮遊していますから、それらが皮膚表面に付着して繁殖することもあります。

ニキビは身体が変化し始める思春期に出来やすいのですが、ホルモンバランスを考えますと女性の場合、更年期にさしかかった辺りから『大人のニキビ』が出来やすくなります。

ニキビの出来る過程は次の通りです。

          皮膚表面が角質肥厚する
                 
         毛穴が詰まってコメドができる
                 
         ニキビ菌によって炎症を起こす
                 
               膿が出る
                 

              ニキビ跡となる
 
ニキビは角質肥厚から始まります。
皮膚表面の汚れが原因なだけでなく、汚れを取り除こう!と頑張り過ぎてこすりすぎや強い摩擦を皮膚にあたえたり、角化(皮膚の生まれ変わりの過程)をコントロールするビタミンAが不足すると皮膚表面の角質がかたくなります。 角質がかたくなると、皮脂が出てくる毛穴をふさいでしまので、皮脂は皮膚表面に出られなくなり、面皰の状態になります。
面皰には白ニキビと黒ニキビの2種類があります。
白ニキビは痛みや赤みがほとんど無く白くプツンと盛り上がっている状態です。まだ炎症は起こしてない状態です。
さらに進み、盛り上がった部分が押し上げられて毛穴が開口し、皮脂の酸化により黒くなった状態を黒ニキビといいます。別名ブラックヘッドともいいます。 よく小鼻の部分にできますよね!?
この状態まででしたら、どうにかお手入れで改善できますが、さらに進行すると手の出しようがありません。
 
 
毛穴の中で繁殖したニキビ菌によって皮脂が遊離脂肪酸に分解されて刺激物質となり、毛穴の周辺に炎症を引き起こします。赤くふくらんだ「赤ニキビ」になります。
ニキビ菌は、常に毛穴の内にいる皮膚常在菌(ブドウ球菌・アクネ桿菌)で、皮脂を好み空気中に出るのを嫌ってふさがれた状態を好みます。ですから、汚れが残って皮脂詰まりを起こしたり、物理的刺激をあたえ過ぎて角質肥厚してしまうと、毛穴が塞がるためニキビ菌が繁殖しやすい状態になってしまうのです。
この赤ニキビが進行すると・・・・
 
膿疱の「黄ニキビ」になります。膿(うみ)という字の通り、皮膚深部である真皮内の組織が破壊され、化膿して膿をもった状態になります。無理につぶしたり 処置を誤ると、出血を伴い、皮膚深部まで傷ついてしまいます。
こうなってしまいますと、見た目でニキビがあったとわかる跡が残ります。
 
 
硬結~硬く赤紫色した、しこりとなって残る状態
瘢痕~いわゆる「あばた」で真皮内の組織が破壊され、くぼみとなった状態


ニキビがたくさんあった人は、真皮内にダメージをうけているため、後々皮膚のたるみにつながってしまいます。
ニキビは皮膚病の一種ですから、あまりひどい状態が続くようでしたら、皮膚科に行くことをお勧めします。
では、次回はニキビができる要因についてお話していきます。
 
 



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