2016年12月17日土曜日

アルコール処理能力

クリスマス間近となり、何だか気分もワクワク♪そわそわ(#^^#)してきますね!

そして、世の中のアルコールが一段と消費される時でもあります。



WHO(世界保健機関)では、純アルコール量を「10gの純アルコールを含む飲料を1ドリンク」と定義しています。
アルコールを販売しています『KIRIN』によりますと下記のような相当量になります。

1ドリンク相当量
・ビール 中びん1/2
・日本酒 1/2
・ウイスキー シングル1杯

●ドリンク数の目安
1ドリンク=ウイスキーシングル1
2ドリンク=ビール中びん1本、日本酒1
3ドリンク=焼酎(度数25%)コップ1
※アルコールの処理能力は体質や体重、体調によって異なります。



元々の体質で、アルコールの処理能力に差があるのは知っていましたが、同じ量のアルコールでも、体重の重い人ほど血中アルコール濃度が低くなるってことまでは知りませんでした。


目安ですが、体重6070kgの人のアルコール処理能力は純アルコール約5g=1時間だそうです。

思っていたよりもスピーディー(^^;

お食事と違いますから、消化がない分吸収は速く、飲酒後12時間で吸収されます。



ここから肝臓の出番ですね!!




アルコールは、胃と小腸で吸収されて、血液によって肝臓に運ばれます。
まずは、アルコール脱水素酵素(ADH)により、有毒なアセトアルデヒドに酸化されます。
次に、アルデヒド脱水素酵素(ALDH2)などがアセトアルデヒドを酢酸に変化させます。
そして、酢酸は血液に乗って肝臓を離れ、筋肉や心臓に移動しながら分解され、最終的には炭酸ガスと水になります。



ALDH(アルデヒド脱水素酵素)にはアセトアルデヒドが低濃度の時に働くALDH2と、高濃度にならないと働かないALDH1があります。
さらに、活性型と不活性型(部分欠損型、欠損型)に分かれ、欠損型の人はアルコールをまったく受けつけない人です。これは遺伝が関係していますね~(*´з`)

日本人の約半数は、生まれつきALDH2の活性が弱いそうで、逆に白人の殆どは、活性型のALDH2だそうです。







これからの時期、忘年会や新年のご挨拶、賀詞交歓会や新年会でアルコール続きになる人も多いと思います。
アルコールを摂取しますと、一時的に尿酸値が上昇します。
最近、尿酸値が気になる方は、なるべく早い段階で、提携先の「丹羽クリニック」にご相談されるといいですよ。




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