2013年6月24日月曜日

しわについて

年々気になるのが、口の周りや目元のしわやたるみ・・・
人間誰しも歳を取るのだから、いた仕方ないことなのかもしれませんが
女性は特に気になるものです。

ただ、同じ歳の人でも、肌の老化には個人差があります。
それは老化の原因に、環境も影響しているからです。

老化の要因はいくつかの説があります。
遺伝子プログラム説やDNAの損傷などによる遺伝エラー説、ホルモンの減少、免疫系の低下など・・・

でも、これらすべての原因となるものが「活性酸素」であり、最近では、老化の要因は主に活性酸素による酸化反応であるという考えになっています。
加齢は皆さん一緒ですが、老化の原因が活性酸素であるなら、衰え方に個人差があるのは当然かもしれませんね!
 
活性酸素は、日常的に発生しています。
たとえば、バランスの悪い食事・ストレス・喫煙・アルコールの摂りすぎ・過度の運動・紫外線・排気ガスなどからも、活性酸素は発生します。睡眠不足も肌の老化に関わってきます。
心当たりは有りませんか?


今度は、皮膚で考えていきましょう。

皮膚は上から表皮・真皮・皮下組織の3層から成り立っています。
皮膚の老化は、まず表皮でいいますと、1番層の厚い有棘層の厚みの変化と角質層にある天然保湿因子(NMF)の減少、毛穴に付随してある皮脂腺からの皮脂分泌低下による皮膚表面の乾燥などにより、しわができやすくなり、老化肌へと変化します。

また、皮膚表面の乾燥によってターンオーバーの乱れが起きてしまい、新陳代謝が低下します。


次に、表皮の下にあります真皮層の変化です。
まず、コラーゲン(膠原線維)が歳を重ねるとともに太く、硬くなってしまい、張りがなくなります。また、エラスチン(弾力線維)はコラーゲンを束ねてバネのように支え、皮膚の弾力とハリを保つ働きをしていますが、このエラスチンが不足することで、コラーゲンがバラバラになり、たるみやしわが目立つようになります。

さらに、コラーゲンやエラスチン、水分保持力のあるヒアルロン酸(基質)を作り出す線維芽細胞の機能が低下することによって、若い時に比べ、作られる量も減少してしまいます。

皮膚の弾力が失われますと、力を加えた時に戻りが遅くなり、跡がつきやすくなります。つまり、表情がくせ付けされてしまうということです。これが、日常繰り返されることで、しわが深く入り込み、大じわへとなっていくのです。

書いているだけでも、気分が滅入ってしまうようなお話ですが、はじめにお伝えしたように老化には個人差があります。
ということは、心がけ次第で今からでも進行を少し遅らせることができる!?ということです。

では、次回はお手入れ方法についてお話してまいります。



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