2014年3月3日月曜日

「無添加・自然派化粧品」の矛盾


近年、化粧品業界では、オーガニックや無添加・自然派などの化粧品が注目を集めています。

これは
①生活環境の影響で、敏感肌の女性が増加したこと
②安心・安全を求める傾向にあること
③美意識の高い消費者が、ネットなどから様々な情報を得ることで、化粧品成分にもこだわりを持つようになったこと
などの理由があげられます。

ところで皆さん、化粧品は製造からどの位、品質を保持しなければならないか、ご存知ですか?
通常の化粧品でしたら、未開封で約3年です。

さて、そこで確認してみてください。
今現在、無添加・自然派などの化粧品をお使いの方、その化粧品に使用期限は書いてありますか?

薬事法により、通常の保管状態で3年以内に変質をするものは、使用期限の表示をしなければなりません。逆に、3年以内では変質しないとわかっているものは、消費期限を記入しなくていいのです。

確認された化粧品に、使用期限の表示は記入されていましたか?
殆どの化粧品が記入されていないかと思います。

そこで疑問が生じます。よく無添加化粧品や自然派化粧品に、防腐剤や合成界面活性剤、アルコールなどを使用していないと書かれていますが、防腐剤なしでどうやって3年持たせているのでしょう?
不思議ですよね。でも、これには抜け道が有るのです。

化粧品にはたくさんの原料がありますが、この原料を安定させる目的で配合されている「キャリーオーバー」という成分は、表示しなくていいのです。
例えば、アルコールが含まれていても安定目的で使用していれば、表示しなくていいのです。
お使いの化粧品にフェノキシエタノールやヘキサンジオール、パラベンなどの防腐剤が表示されていなかったら、キャリーオーバー成分が配合されている可能性があります。
何故、そんなことが許可されているのでしょうか、疑問です。

個人的意見にすぎませんが、やたら「無添加です」とか「天然素材のみ使用」と謳っている化粧品よりも、私は全成分を確認して必要最低限のものを入れている化粧品を選択するようにしています。
皆さんは、どう思われますか?


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2014年2月26日水曜日

保湿剤の成分3

今日はBGについてです。
最近の化粧品には、殆どと言っていいくらい、成分表に「BG」が載っています。
ドラッグストアに行った時は、是非化粧品のコーナーで確認してみてください。勿論、お手持ちの化粧品も確認してみるといいですよ!


BG=ブチレングリコール
アセトアルデヒドという化学物質から合成して生産される多価アルコールで、保湿力の高い化粧品成分です。
肌に対する刺激も少なく、安全性にも優れているので、一般的な基礎化粧品だけではなく、敏感肌用の化粧品にも使用されています。水溶性で、同じ保湿成分のグリセリンよりもサラッとした使用感です。


また、BGは微生物などから化粧品を守る抗菌作用があります。他の基材との混ざりも良いので、保湿剤としてだけではなく、抗菌、溶剤等の目的として様々な化粧品に配合されています。


化粧品は、1日で使い切ることは出来ませんから、開封後もある程度持たさなければなりません。
通常、防腐効果がある「パラベン」や「フェノキシエタノール」を使用するのですが、これらの成分は、アレルゲンとなる可能性があります。
そこで、最近よく使われるのが安全性の高いBGです。



ただ、BGがいくら「安全性が高い」と言っても、もとは化学合成成分ですから、アレルギー性皮膚炎やアトピー性皮膚炎などの敏感肌の方は、パッチテストをするなどの注意が必要です。

簡易的なパッチテストは、絆創膏などに化粧品を塗って、二の腕の内側などのやわらかい部分に貼ります。2日程経過をみて、絆創膏を除去後、約1時間経過した肌、更に24時間経過した肌を観察して判断します。

私も経験しましたが、丸2日間その部分を濡らさないようにするって、結構大変なんですよ!ラップ巻いたり手を挙げて入浴したり「面倒くさい」と思ってしまいますが、アルコール系で皮膚が赤くなりやすい方は、必ずされた方が良いと思います。




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2014年2月17日月曜日

保湿剤の成分2

今月は、各地で記録的な積雪になり、大変でしたね。皆さんも雪かきとかされたのでしょうか??

今日は、ヒアルロン酸についてご説明します。
ヒアルロン酸は、もともと体を構成している結合組織に存在するムコ多糖類で、『細胞外基質』とも呼ばれています。細胞外基質には、ヒアルロン酸の他にコンドロイチン硫酸やデルタマン硫酸などがあります。CMなどで、耳にしたことはありませんか? 

この細胞外気質は、細胞と細胞の隙間を埋めて様々な働きをしています。ヒアルロン酸も、骨と骨の間の動きをスムーズにしたり、クッションの役目、その他に細菌の侵入防御、肌の張りを保ったり等々します。


肌の張りや潤いの変化は、加齢の他に、皮膚を構成している表皮・真皮・皮下組織の水分量や皮膚表面に分泌される皮脂量に影響されます。
赤ちゃんのぷるんぷるん肌は、エラスチン(弾力線維)とヒアルロン酸がとっても豊富なんです。でも、加齢と共に、皮膚の厚みや水分保持力のヒアルロン酸等が減少するため、肌の張り具合も赤ちゃんの肌とは変ってしまいます。




ヒアルロン酸は高分子で、水溶性ですから経皮吸収はされません。よく、「低分子化して皮膚深部に・・・」とか書かれている広告を見ますが、一般的に考えれば、それはあり得ません。元々皮膚は、バリア機能が働き、水溶性物質を通さないようになっています。だって、吸収されちゃったらお風呂から出た時、皆さん膨れ上がってパンパンになっちゃってますよね!?


つまり、化粧品成分に「ヒアルロン酸」が配合されていても、皮膚表面の角質層で潤っているということです。



ただ、角質層は外界と接している重要な部分で、皮膚の保護作用も担っています。
ですから、この角質層に水分保持力が充分あって、水分をしっかり抱え込んだお肌は、外的刺激(気候の変化等)にも強く、乾燥からお肌を守ります。
見た目にもみずみずしく、透明感が出て若々しい印象になりますよ!!

ヒアルロン酸配合化粧品は、皮膚深部まで吸収されなくても、結果的にはお肌の保湿に効果的ってことですね。




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2014年2月10日月曜日

保湿剤の成分

今回は前回おススメしました、保湿成分について1つ1つ説明していきたいと思います。
化粧品の成分は数にして10,000以上も有ります。そして、その中の約40種が保湿効果のある成分です。
今日は、まず「プラセンターエキス」です。

プラセンタ(胎盤エキス)は、母体と胎児を結んでいる胎盤のことです。
胎盤は、胎児に酸素や栄養分を与えるだけでなく、各器官が確立していない胎児に代わり、肝臓
や腎臓、肺臓の役目をしています。そして、約10カ月で1個の受精卵を1人の人間として育て上げます。
凄いですよね!?
つまり、胎盤には胎児の成長に必要な栄養素であるたんぱく質(各種アミノ酸)、脂質、糖質、ビタミン、ミネラルが豊富に含まれているということです。

胎盤は昔から「不老長寿」や「若返り」に効果があるとして珍重されてきました。例えば、中国では「紫河車」(しかしゃ)という名の不老長寿薬が活用されていましたし、日本でも、加賀三大秘薬の一つである「昆元丹」に用いられていました。
また、草食動物でさえ、産後に自らの胎盤を食べて、低下した体力を回復させると言われています。

現代では、美容目的のプラセンタ療法が確立され、特に有名なのがスイスのレマン湖のほとりに多数ある、アンチエイジングのクリニックです。
その療法は、羊の胎児の細胞や、細胞から抽出したマイクロペプチドを人体に注入するというものです。
世界的に有名な女優や歴代のアメリカ大統領、ヨーロッパやアラブの王侯貴族、ハリウッドスターたちも、時間をつくってはここの治療を受けて、美や若さを保とうとしています。 皆さん、キレイになるために、色々されているのです!


「スイス迄行っている余裕なんて無いわ!!」と皆さん思いますよね。
そうです!わざわざスイス迄行かなくても、今は美容クリニック等でプラセンタ注射が簡単に出来るようになりました。ただ、注射などしなくても、化粧品成分のプラセンタエキスは、効果が実感できる優れ物です。経皮吸収されやすく、皮膚表面もモチモチっとした感じになってきます。高いお金を出さなくても、充分キレイな肌を保てますよ!!

今は、化粧品は全成分表示なので、配合の多い順に書かれていますから、少しでも手前の方に「プラセンタ」が書いてある物を選んでみてください。1番良い方法は、ピュアエッセンスを手に入れて、洗顔後の素肌に真っ先に塗布する事です。その後、普段のお手入れ通りの化粧水、セラム、クリーム等々されると、お肌が変わっていくのが実感いただけると思います。
是非、お試しください。







   









2014年2月4日火曜日

冬のお手入れ

東京にも雪が降りました。そんな今日2月4日は、立春です。
二十四節気のひとつで、『暦便覧』には「春の気たつをもつてなり」と記されています。
また、「に(2)し(4)」の日とも言われ、この日に西の方へ向かうと、幸運に巡会えるとされているそうです。

実際には、まだまだ寒い日が続きます。
寒気の影響で、お肌も水分不足になりがちです。特に、1月・2月は湿度が60%を下回ります。お肌にとってよい環境を考えますと、湿度は60%~65%ぐらいなのでいつものお手入れにプラス保湿が必要となりますね。
1年を通して考えてみても、近年は地球の温暖化により、東京などでは気温の上昇に伴って年々湿度が低下してます。お肌だけではなく、髪や頭皮も乾燥しやすくなる環境となってしまいました。

肌の乾燥=シワなどの老化につながります。もちろん、外気だけが原因ではありませんが、この「外的要因」によるシワならば、お手入れ次第で防ぐことも出来る!!ってことです。

 
まず、外気が乾燥していますと、お肌の水分が奪われます。ですから、「しっかり保湿(モイスチャー)!」と考えるところですが、奪われる原因の一つとして皮脂分泌量が係わっているので、皮脂を補うことを考えなければなりません。
また、寒い季節は体全体の血流も悪くなりがちなので、皮脂の分泌量自体が低下します。ということで、保湿にプラスしてエモリエント剤が必要となってきます。この時期のエモリエント剤はとても重要ですから、普段は「ベタベタした感じがするので塗らない」という方も、乳液やセラムだけではなく、最後にクリームを使うべきです。当たり前のことでも、お手入れしていない方って結構いらっしゃるんですよ! 前に「朝は顔を洗わない」っておっしゃる方がいて、ちょっとビックリしたことがあったくらいですもの。
 
美容成分としては、プラセンターエキスやヒアルロン酸、植物性グリセリン、キトサンなどが効果的です。
ちなみに、化粧品にはよくBG(ブチレングリコール)が使用されています。これは保湿剤としてだけでなく、溶剤として優れているからですが、敏感肌の方は稀に合わない場合があります。


夜、冷えた体をお風呂に入ってほぐし、血流を良くすると皮膚吸収も高まりますので、この時にきちんとお手入れしてあげるとお肌のくすみも改善されます。
何よりも血行が良くなれば、お肌の新陳代謝が活発になるので、皮膚の生まれ変わりも正常のサイクルになり、シミなどのトラブルも解消されやすくなります。
日本は四季に恵まれ、それぞれ違った環境なのですから、1年中同じお手入れではおかしいですよね!?
今からでも遅くありませんので、水分不足を解消できるように朝夜のお手入れを見直してみてください。


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2013年12月16日月曜日

ASCLE会員の皆様へ

ポイント2倍キャンペーン実施中です!!
期間:12月9日~12月30日迄

ASCLEポイントカードはビタミン・化粧品などの商品を1,500円お買い上げにつき通常1ポイントですが、期間中は特別に2ポイントとなります!!

是非、このチャンスにご来院くださいませ。

尚、12月30日(月)の営業は、13時迄とさせていただきます。




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2013年12月14日土曜日

気になる下腹部をスッキリ!! その2

あっという間に師走ですね・・・
皆さん、ご無沙汰してました。
まずはお詫びからです!! 申し訳ありませんでした。
その2の方が大事ですよねぇ。

では、本題に入ります。
前回は下腹部太りの原因についてお話ししました。ご自分のウエスト周りを確認してみましたか??
今回は、下腹部周辺をスッキリさせたい方にお勧めのストレッチ&エクササイズをご紹介していきます。


前回、下腹部太りの原因として「加齢と共に腹部の筋力が弱ったり、骨盤の歪みなどで内臓が下垂してしまうこと」とお伝えしましたが、それに対して効果的なストレッチです。


これは股関節の伸展で、大腿部前面(大腿四頭筋)と内側筋のストレッチです。
太ももの筋肉と内側の筋肉を伸ばすことで、前傾している骨盤を立てるような形にします。
反り腰をまっすぐに整えることで、腹部が引っ込むようになっていきます。


    
   
   


  
   このストレッチを行う際の注意事項として、つま先が内側に入らな
   いようにします。
   また、初めは「キツイ!!」と思われる方もいるかもしれません。
   無理をせずに、少しずつ伸ばしていきましょう。







                 
 次のストレッチは股関節と内側筋群に効果的です。


 

腰痛の方にもおススメです。
やや広めに脚を左右に開き、手を膝に添えて膝を外に向けて
四股を踏むように腰を落としていきます。
太もも内側が心地よく伸びる程度に手で開きます。左右交互に
数回行なってください。
そして、お尻が後ろにいかないように注意します。




次は腹直筋や大腿四頭筋、大殿筋に効くストレッチです。



 


腰を浮かして胸元~膝が一直線になるようにします。
この時、あまり膝が開かないように気をつけて下さい。
腹部の筋力が落ちると、内臓も下垂しやすくなりますから、下腹に意識して行なって下さい。






初めは回数や時間にとらわれず、ゆっくり伸ばしてみてください。そして、無理せず行なえれば長続きするものです。この程度のストレッチでも、する・しないでは違いが出てきますので、毎日少しずつ行なってみてください。





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